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今月、生誕100年を迎えた故やなせたかしさんが描いたばいきんまんは、いたずらが大好き。アンパンマンにやっつけられても、懲りずに悪巧み。便利なメカを使いこなすが、間抜けな性格でよく自滅する
▼絵本やアニメはともかく、現実の世界で笑えないいたずらが、懲りもせず。飲食店やコンビニのアルバイト店員が、ごみ箱に捨てた魚をまな板に戻したり、おでんの具材を口に入れて出したり-。その動画をネットで公開して喜んでいるのだ
▼食べ物を粗末に扱う。不衛生、ばい菌が心配だ。仲間内のウケを狙った悪ふざけでも、ネット上では瞬く間に広まる。雇い主は批判を浴び、信用を失う。当人は解雇だけでなく、損害賠償を求められる場合も。便利な道具を使いこなしているつもりだろうが、間抜けな自滅だ
▼戦中、戦後の食糧難を知るやなせさんは、困っている人に食べ物を届けてくれるヒーローがいれば、と思った。アンパンマンの原点だ
▼おなかをすかせた人には自分を食べさせる献身的なアンパンマンと、人を困らせてばかりのばいきんまん。人には良い心だけでなく、欲望や悪さをしたがる心もあるものだと、やなせさんは物語で伝えようとした
▼食のありがたさや、欲望を我慢して正しい行いをすることの大切さを、子どもたちに考えてほしかったのだろう。食べ物で遊ぶ若者よ、ばいきんまんにならぬよう、絵本から学び直すべし。
西日本新聞社
赤血球や神経機能、DNA合成に不可欠な栄養素、ビタミン12。「認知機能や神経機能の低下と関わるため、年をとるにつれ、ビタミン12を毎日摂ることが重要になってきます」と話すのは、グッドハウスキーピング研究所の栄養部門ディレクターで登録栄養士のジャクリン・ロンドンさん。「ほぼすべての動物性タンパク質や一部の栄養分を強化した穀物、大豆製品に含まれていると思って下さい」。タンパク質の過剰摂取が気になる人は、医師に相談してみて。
ビタミン12を含む上、カロリーも比較的低め。2分の1カップで約90キロカロリー程度、タンパク質は18gも摂れるそう!低塩タイプのものをトーストに乗せるか、サワークリームやチーズの代わりに使って。
ステーキの魅力は味のみならず。赤い肉はビタミン12の宝庫なのだとか。なるべく脂肪分少なめで、牧草で育てられた地元のものを選んで。
全粒オーツかふすまを使ったシリアルの中には、ビタミン12を加えているものがあり、その場合は1食で1日の摂取量の30%を摂れるそう。ヨーグルトやナッツを加えるのもおすすめ。
毎日新聞 2/11(月) 10:00配信
日清食品が新商品「カップヌードル 味噌(みそ)」の販売を4月1日から全国で始める。カップヌードルのみそ味(通常サイズ)は過去2回発売されたが、いずれも短命だった。2代目は2009年に生産を終了しており、登場は約10年ぶり。ラーメンでは人気の味のはずだが、なぜこれほど長く世に出なかったのだろう。今回は「レギュラー」「シーフード」「カレー」などに続く定番化を目指すという。その勝算は? 担当者に聞いた。【増田博樹/統合デジタル取材センター】
◇国際性がコンセプト 和風では攻めず
「カップヌードルは、いわゆる『ラーメン』ではないんですよ」。同社でカップヌードルを担当するマーケティング部第1グループの白澤勉ブランドマネージャーは意外なことから話し始めた。
1971年発売のカップヌードルは「国際性」をコンセプトに開発された。きっかけは、創業者の安藤百福氏の66年の米国訪問。チキンラーメンの売り込みでバイヤーに試食を勧めた安藤氏が、はしもどんぶりもなく、紙コップに入れてフォークでチキンラーメンを食べるバイヤーの姿を見て、ふと感じたことがあったという。
「即席麺を世界食にするカギは食習慣の違い」。このエピソードをきっかけに開発されたカップヌードルは当初から世界を視野に入れていたという。商品名は世界共通語である英語の「ヌードル」。カップに書かれた「ヌードル」の「ド」の字だけ小さくして英語のnoodleの発音に近づけたのも、そんな思いの表れだという。「だから、和風味では攻めてこなかったのです」(白澤さん)
国内の即席麺人気では、みそ味はしょうゆ味に次ぐ2位(焼きそばを除く。日本即席食品工業協会16年度調べ)。今ほど味の選択肢がなかった20世紀なら、もっと支持が多かっただろう。だが、カップヌードルがみそ味の発売に踏み切るのは92年7月。レギュラー発売から21年も後のことだ。
◇バブル崩壊が背中を押すも……
92年発売時の発表文には開発の理由がこう書かれている。「保守的な商品選択傾向、安心ブランドへの寡占化傾向、和食への回帰など時代の流れをとらえた」。当時のバブル崩壊という歴史的な時代の転換期に直面して、ようやく背中を押された格好にもみえる。
だが、「全く新しいタイプのみそ味」をうたった初代みそ味は、「ポーク、チキンが基本の…みそスープ」で、「スクランブルエッグ・キャロットを配し」た。商品名はローマ字の「カップヌードルMISO」で、CMキャラクターは「ソウルの帝王」ジェームス・ブラウン氏。前面には出さなかったが、明らかにカップヌードルらしい洋風テイストだった。
CMも話題になり、まずまずの売れ行きだったともいうが、「MISO」は発売から数年後には生産を終了している。レギュラーでは多くの消費者に支持された「カップヌードルらしさ」が、洋風テイストのみそ味では空回りしてしまった、といえるのかもしれない。
◇大量の新商品に埋もれた2代目「みそ」
初代発売から14年後の06年11月、2代目となる「カップヌードルみそ」(カップのメイン表記はMISO)が登場する。今度はポトフをイメージするなど、洋風スープであることをはっきりと打ち出した。しかし、これも3年後の09年に生産を終了する。
白澤さんが背景として指摘するのは、自社も含めた他の新商品との競合。00年代はじめごろから、それまで年間数点だった新商品が猛烈に増えだした。消費者の声や、店に鮮度を求める流通側の意向があったためだ。2代目MISOもそれなりに売れたものの、大量の新商品に埋もれる格好になった。
ちなみに現在、日清食品が1年間に発売する新商品は、リニューアルも含めれば350点以上。1日1点近いか、それ以上の数を発売しているという。
◇高齢化をヒントに、まず「味噌 ミニ」
今回の「味噌」開発につながったのは高齢化。時代の変化がきっかけだったのは初代と同じだ。増えるシニア層では小容量カップの支持が強い。そして、シニア層にフィットする味といえば、みそではないか――。こうして昨年4月に発売されたのが「味噌」の小容量版「カップヌードル 味噌 ミニ」だ。
麦みそをベースに、赤みそ、白みそを加え深みを出したほか、みそ汁の底に残るものの感触をすりゴマで再現するなどこだわった。「日本人が安心して『この味(はみそ)だ』と感じて飲めるよう仕上げています。純粋に和風ではありませんが、従来の洋風スープから、みその感じを強めて、みそ汁やみそラーメンに意識を寄せました」(白澤さん)。
商品名も限定商品を除けばカップヌードルでは使ったことがない漢字を採用した。「味噌 ミニ」の販売は好調で、消費者から通常サイズ化の要望が数多くあり、ミニを通常サイズ化した3代目「カップヌードル 味噌」の今年4月の発売につながった。
◇圧倒的な定番に挑戦
「味噌」が目指すのはレギュラー、シーフード、カレーの3強とチリトマトの計4種類に並ぶ定番化という。カップ麺は売れ行きが季節に左右されがちだが、定番は年間を通じて大きなぶれがなく、特に3強は店舗カバー率が9割超に上る。一般的にカバー率3割で生産や販売が安定するといわれており、いかに圧倒的な競争力を持つかが分かる。実は2代目の「みそ」も定番を目指したが、志半ばで終わった過去もある。
3代目の戦略の一つが「プラスワン」。最近のカップ麺市場では、おにぎりなど何かと一緒に食べるスタイルが支持されているという。3強と「味噌」それぞれのミニタイプで塩むすびとの相性を調べたところ、ご飯との相性で評価の高いカレーを振り切って味噌がトップだった。味噌ではカップに「おむすびに合うランキング第1位」と表示し購買のきっかけにする。
従来の洋風から和風に近づけると同時に、麺や具材、香り、見栄えなどの「カップヌードルらしさ」にもこだわった。「和風、みそラーメンを意識しましたが、普通のみそラーメンならいくらでもあります。うまく表現できないのですが、『あ、カップヌードルだな』と思ってもらえる『らしさ』は維持しました。最初は難しいですが、近いうちにカバー率5~6割を目指したいと思っています」(白澤さん)
いわば「みそらしさ」と「カップヌードルらしさ」のギリギリのバランス。三度目の正直なるか、それとも、二度あることは……となるのか。カップ麺の王者の取り組みが注目される。
風邪やインフルエンザが流行中。毎日の食事で免疫力をアップして、病気になりにくい体をつくりましょう。管理栄養士・料理研究家の牧野直子さんに伺いました。
口にテープも有効!長引く体の不調の原因は「鼻の奥」かも?詳しくはこちら
体にいいといわれている食べ物も、そればかり食べていては効果ナシ。いろんな食品からバランスよく栄養をとり、病気に強い体をつくりましょう!
●朝・昼・夕の食事量を3:3:4に
まずは3食食べることが基本。
「朝食は少なめで夕食が多い、1:2:7の食事量になっていませんか? 朝はきちんと食べて体温を上げ、昼は食べても太りにくいのでしっかり栄養をとりたいところ。3:3:4を心がけましょう」
●おやつにヨーグルト×かんきつ類を
おやつにはヨーグルトとかんきつ類の組み合わせが最適!
「ヨーグルトは腸内を健康にする効果があり、ミカンやオレンジなどのかんきつ類にはウイルスを撃退するビタミンCが豊富。おやつとして習慣づけて毎日食べましょう」
●つくりおきダレで香味野菜を食べる
ネギやニラなどの香味野菜は体を温めるから、免疫力アップにぴったり。
「ネギ塩ダレなど、つくりおきダレにしておくと食べやすく便利です。鍋の薬味など、いろんな料理に“ちょいたし”してみてくださいね」
今やすっかり悪者のイメージが付き、食卓から排除される傾向にある糖質。そのせいか米を食べない人が増えているそう。でも、米には体にいい要素がぎっしり。米食のメリットを、アスリートの食事指導やダイエット指導も手掛けるパーソナル管理栄養士の三城 円さんに教えてもらった。
「糖質を減らすためには米を食べないのが一番分かりやすく、簡単な方法です。でも、米は糖質以外にも体に必要な栄養素を含んでいます。糖質という一つの栄養素だけに着目した考え方は改めるべきだと思います」と三城さん。
ご飯一杯(150グラム、252キロカロリー)に含まれる糖質は約55.7グラムです。でもこの他に、牛乳ならコップ半分程度(100ミリリットル)のタンパク質、セロリ1/3(30グラム)ほどの食物繊維、キャベツの葉にすると2枚分相当(75グラム)のビタミンB1、亜鉛や鉄分、脂質などの栄養素も含んでいる。
「ご飯を食べないなら、これらの栄養素を補う工夫をすべきですね。というより、これらも考慮した上で、ご飯の量を加減すべきです。それをしないで単にご飯を排除していれば、体にトラブルが起きるのは当たり前です」
「栄養だけではなく、水分を多く摂るためにも米食は重要です」と三城さん。
炭水化物は水分を多く含む食物。分子式(CmH2nOn)が、炭素(C)に水(H2O)が付いているように見えることから、かつては「含水炭素(がんすいたんそ)」とも呼ばれていたそう。
「精米された米は15パーセント程度の水分を含んでいます。水と合わせて炊くことで含水率はさらに増し、“おいしい”と思えるご飯は水分を60パーセント程度含んでいると言われています」
水分は、体重を増やす一因。米を食べなければ痩せるのは、糖質だけでなく水分が減るため。一方、水分は体を健やかに保つ重要な要素でもある。
「水分が不足すれば体が乾くので、当然肌も乾燥します。肌の乾燥は化粧品でカバーできますが、それは外からの一時的なケア。肌をつくる細胞そのものに内側から栄養と水分が供給されない限り、肌を健やかに保つことはできません」
また、米に含まれる食物繊維は快便にも役立ち、それが美肌にもつながるという。これには「米の消化の良さも関係している」と三城さん。
「消化が悪いものを食べていると胃があれて、腸内環境が悪化。発酵ではなく“腐敗”して便通が悪くなります。また、胃腸の機能が低下すると栄養素や水分を十分に吸収することができません」
水分は水を飲めば十分! そう思うかもしれないけれど、それは間違った考え。三城さんによれば、体の中を潤すためには吸収率の高い、食物による水分の摂取が必要だそう。
「水を飲めば、瞬間的に大量の水分が体に入ります。でも、すーっと胃腸を通過してしまうので、多くを吸収することができず、排出されてしまいます。一方、食べ物に含まれる水分は、消化作用でゆっくり吸収されるので、排出されずに栄養素と一緒に体の細胞に届けられます」
最近では「米は食べたい、でも糖質は摂りたくない」という人のための糖質カット炊飯器まで登場。糖質制限の傾向が、ますます進んでいるよう。
「糖質はうま味でもあるので、糖分を除いた分だけおいしさも減ってしまいます。“おいしい”という満足感は、ダイエットを続けるのに効果的。病気で糖質コントロールが必要な方は活用できる炊飯器ですが、できれば普通に炊いてほしいもの。血糖値が急激に上がらない食べ方として糖質制限が推奨されていますが、食べる米の量のほか、雑穀ごはんにするなど食べ方を工夫しましょう」
糖質制限を実践するときは、体重を減らすことばかりに注目しがち。でも私たち日本人の主食の米には、食べるべき理由がいっぱい! 減らすときは、米のメリットを損なわない“程度の加減”を忘れないで。
監修:管理栄養士 三城 円さん
一般社団法人日本パーソナル管理栄養士協会代表理事、食の相談窓口 San-CuBic代表、一般社団法人日本ジュニア・アスリートサポート協会顧問。自身のダイエット、摂食障害の経験から食に苦しむ人を救うべく、「パーソナル管理栄養士」として独立。ダイエット指導や摂食障害のケア、アスリートのパーソナル食事コンサルティングを行う。分かりやすく、腑に落ちる解説で女性誌やマスコミから注目を集める。