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毎日新聞 1/28(月) 15:57配信
節分に食べ、近年人気が高まっている恵方巻きで、食物アレルギーを起こすことがあり、中には救急搬送された事例も。専門家は注意を呼びかけている。
さいたま市民医療センター(さいたま市西区)には2年前の2月3日、10代の男性が恵方巻きを食べた後、喉に違和感を覚え、胸が苦しくなって救急車で運ばれてきた。同日、1歳の女児も食後、顔が真っ赤になって呼吸困難に陥り、搬送された。2人とも恵方巻きに入っていたイクラが原因とみられる。
男性はその日のうちに帰宅できたが、女児は1晩入院して経過観察が必要なほど重い症状だった。横浜市消防局でも昨年、恵方巻きを食べた10代の女性が救急車を呼び、搬送先で食物アレルギーと診断された。
市販の恵方巻きにはさまざまな具材が使われ、切らずに丸かじりが勧められるため中身が見えにくい。普段は口にしない食材もあり、アレルギーの原因となる食物を見落とすリスクがある。
法令では卵やピーナツなどアレルギーを起こしやすい7品目の表示義務が定められているが、外食や対面販売の総菜は対象外。また、女児らがアレルギーを起こしたイクラは「表示が推奨される」20品目の一つで、義務ではない。
さいたま市民医療センター看護部主任で小児アレルギーエデュケーターの森茂亮一さんは「節分の豆まきに使われる大豆やピーナツはアレルギーを起こしやすい食物として知られるが、恵方巻きも盲点になりやすい」と話している。【田村佳子】
ハーゲンダッツ ジャパンは6月1日出荷分より、一部商品を値上げすると発表した。ミニカップの現行価格は272円(いずれも税別)だが、改定後は295円に。このほか、クリスピーサンドとバーは272円から295円、パイントは765円から850円にそれぞれ値上げする。
値上げの背景として、同社は「近年アイスクリームの原材料価格などさまざまなコストの上昇により品質の維持が困難になってきている。当社では多方面から経営の合理化に努めてきたが、企業努力だけではコストアップの吸収は極めて困難であると判断し、価格改定を実施させていただく」とコメントした。
ITmedia ビジネスオンライン
2月3日の節分を前に、コンビニやスーパー各社の恵方巻き商戦が本格化している。今年はお試し用のミニサイズのほか、恵方巻きをイメージしたスナック菓子など変わり種も。もともと節分に太巻きを食べる習慣は大阪だけだったが、今や全国区のイベントに成長。予約販売にすることで、売れ残った恵方巻きの食品廃棄を回避しているのも特徴だ。
ローソンは節分前のお試しを狙った、長さが6センチメートルのミニサイズの「ミニ恵方巻」(消費税込みで190円)を22日に発売する。「ポテトチップス 恵方巻味」(同178円)は、パッケージを持って口に近づけると恵方巻きを食べているように見えるデザインにした。29日までの予約で販売する恵方巻きには、老舗料亭なだ万監修の「海鮮恵方巻 華」(同1580円)を用意した。ズワイガニや車エビやイクラなどを具材にした。
セブン―イレブンは1人前のミニサイズを3種類そろえた。長さは8・5センチメートルで、かんぴょう煮やしいたけ煮、酢れんこんなど7種類の具材を使った「福を呼ぶ 七品目の恵方巻ミニ」(同298円)は、関西で販売するもののみ、高野豆腐を加えた8品目とした。予約は27日までとなっている。
ファミリーマートは本ズワイガニとイクラ、あぶりサーモンとまぐろのたたきを使った「上 海鮮恵方巻」(同898円)を28日まで(一部地域を除く)の予約で発売する。
ミニストップはカットした恵方巻きの上にサーモンの切り身をのせた「サーモンづくし海鮮巻」(同898円)を29日までの予約で発売する。
イトーヨーカ堂は魚と肉、カニとエビを食べ比べる恵方巻きを30日までの予約で販売。和の料理人村田明彦監修の「料理人こだわりの海鮮上恵方巻」(同702円)と「料理人こだわりの和風ローストビーフ巻」(同594円)のほか、「絶品かに尽くし贅沢巻」(同2138円)と「3種のご馳走えび三昧巻」(同2138円)がある。
近年、売れ残った恵方巻きの大量廃棄が問題となっており、11日には農林水産省がコンビニなどが加盟する業界団体に対し、需要に見合った製造・販売を呼びかける文書を送っている。
日刊工業新聞社・丸山美和
スーパーマーケットや八百屋の店先で見かける温州みかん。あのつやつやした色を見るとしみじみ冬を実感する方が多いかもしれない。この冬の風物詩ともいえる温州みかんは、実は冬を健康に乗りきるために理にかなった食べ物である。西洋医学的な面と東洋医学的な面から見てみよう。
みかんやオレンジ、グレープフルーツ、レモンなどの柑橘類は一年中手に入れることができるが、冬に食べるなら温州みかんがすすめられる。その理由を漢方薬局「東西薬局」代表薬剤師、医学博士の猪越英明博士が教えてくれた。
「東洋医学では食べ物に体を温めたり冷やしたりする性質『五性』が備わっているとされています。『熱性』、『温性』、『平性』、『涼性』、『寒性』のうち温州みかんは体を温める『温性』の性質を有しています」(猪越博士)
よく目にする柑橘類を体を温める性質のものから冷ます性質のものへと順番に並べると「温める性質:温州みかん(温性)>レモン(平性)>オレンジ(涼性)>グレープフルーツ(寒性):冷ます性質」となる。
柑橘類でも秋から冬にかけての寒い時季に摂るなら温州みかんがぴったりなのは、体を温める「温性」の性質を持っているからだ。
「温州みかんの実にはビタミンCによる美肌効果、ふさについている白い筋に含まれるヘスペリジンによるビタミンCを安定させる作用、ふさの袋の部分に含まれるペクチンによる整腸作用などが期待されます」(猪越博士)
ふさの白い筋はきれいにとってから召し上がるという方がいるかもしれないが、ビタミンCの摂取を考えると一緒に食べるのが良いだろう。
このように西洋医学的な面においても温州みかんはビタミンCによるカゼ予防、ペクチンによる疲れた胃腸の調子を整える整腸作用など、冬を元気に乗りきるために役立つ食べ物だと言えるだろう。
一方、東洋医学的な面で温州みかんが力を発揮するのは皮の部分である。実を食べたら、皮も捨てずにとっておいて欲しい。
「温州みかんの皮を1年以上乾燥させたものが漢方薬の『陳皮』です。気を巡らせるはたらきがあって、呼吸器系と胃腸系に作用します。ご家庭では適当な大きさにちぎってざるなどに広げ、7~10日風通しの良い日陰で乾燥させたらお茶などにして活用すると良いでしょう」(猪越博士)
食べ終わった温州みかんの皮を使ったお茶の作り方を教えてもらった。
よく洗い、乾燥させた温州みかんの皮をひとつかみ(約10グラム)とり、500ミリットルの水に入れて火にかける。沸騰したら弱火にして40分くらい、分量が250ミリリットルくらいになるまで煎じる。このままだと味がないので、黒糖やはちみつなどを好みで加えよう。
黒糖には温め効果があり、体内に溜まった余分な水分を取り除くはたらきがある。はちみつは肺にはたらき、のどを潤すのでのどの乾燥を感じるときに加えると良い。冬の養生に大いに活躍してくれるはずだ。
高垣育(薬剤師ライター)