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神戸新聞NEXT 8/9(金) 8:30配信
その場所でしか買えない食べ物やお土産を缶に詰めて自動販売機で売るビジネスモデルを、兵庫県洲本市の会社が発案した。「ご当地の缶詰」、略して「ゴトカン」と名付け、まずは淡路島内の観光施設などに自販機5台を設置。南あわじ市山添の国道28号沿いには7月下旬、広告塔としてジャンボ自販機も登場した。今後は約70社と連携して全国展開していく計画だ。(高田康夫)
自販機や空調、厨房機器の販売、修理などを手掛けるアイナスが発案。各業界で人口減少による人手不足が進む中、ご当地の商品にこだわる中小企業が、社員の負担を減らして販売できる仕組みを目指し、知恵を絞った。
観光客がお土産として買うことなどを想定。ゴトカンの中に入れる商品は、生産者のこだわりや地元の材料を使っているか▽地域経済が潤うか▽新しい発想があるか-などの条件をクリアしなければならない。淡路島では、食材にこだわったカレーとフライドオニオンのセット(千円)や淡路島産オリーブの塩漬け(千円)、吹き戻しのセット(600円から)など多彩な商品が詰められて販売される。
自販機には液晶画面も取り付け、生産者のこだわりや思いを動画で届ける。缶の中には商品と共に、缶にふたをして中身を保存できるシリコンキャップ、各都道府県の形を描いたマグネットといったおまけも入っている。
昨年10月以降、淡路じゃのひれアウトドアリゾート(南あわじ市阿万塩屋町)、淡路ハイウェイオアシス(淡路市岩屋)、淡路ワールドパークONOKORO(淡路市塩田新島)に設置し、市場調査を重ねてきた。今年7月にはウェルネスパーク五色(洲本市五色町都志)にも置き、南あわじ市山添には高さ3メートルを超えるジャンボ自販機を用意し、ゴトカンのPRも始めた。8月以降も宿泊施設などに順次置いていく。
秋以降は全国の展示会にも出展予定で、大内晋社長(44)は「良い物を作っている中小企業は多い。淡路島の生産者とともに全国のモデルをつくっていくことができれば」と話す。
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