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食品新聞 8/19(月) 15:38配信
カゴメの第2四半期連結決算(1~6月)における売上収益は、主に農事業が減収だったが、事業利益は国内事業における広告宣伝費の効率的な投下等で増益となり、物流子会社であるカゴメ物流サービスを新物流会社F-LINEに統合した際の事業譲渡益を16億9千200万円計上した。この結果、売上収益は前年同期比2.0%減の885億1千900万円、事業利益は5.3%増の54億2千900万円、営業利益は8.9%増の71億7千900万円となった。
国内加工食品事業の売上収益は0.7%減の629億1千300万円、事業利益は16.3%増の46億6千400万円だった。中でも主力の野菜飲料事業は、第2四半期累計では減収だったが、第2四半期単独では新商品の「野菜生活100アップルサラダ」や16年2月に機能性表示食品として発売した「カゴメトマトジュース」が好調で増収。トマトジュースは習慣飲用化が進んだ。飲料カテゴリーの売上収益は0.5%減の352億6千700万円、事業利益は原価低減活動や広告宣伝費の効率的な投下等により16.9%増の25億7千300万円だった。
トマトケチャップや調味料、通販など食品他カテゴリーのうちトマトケチャップは、オムライススタジアムなどプロモーション活動により2%増。通販は、主力の「つぶより野菜」に加え、野菜のおいしさを味わうポタージュや機能性表示食品のサプリメントが引き続き順調に拡大し4%増。その結果、食品他カテゴリーの売上収益は0.9%減の276億4千600万円、事業利益は15.7%増の20億9千100万円となった。
生鮮トマトやベビーリーフ等の生産、販売を行う農事業は、第1四半期は日照不足等により生鮮トマトの供給量が想定以上に減少し損失が拡大したが、5~6月にかけて過去最低水準に低迷した生鮮トマトの市況下において、供給量を計画的に減らすことで対応したため、第2四半期は増益となった。売上収益は16.5%減の51億7千万円。国際事業の売上収益は0.3%増の231億2千200万円、事業利益は20.5%減の5億9千300万円だった。
下期の飲料は、7月1日から大型容器飲料を5~10%値上げしたが、トマトジュースは習慣飲用化が進んでいるので値上げの影響はなく、機能性表示商品は引き続き2ケタ増。リコピンを豊富に含むトマト飲料「濃厚リコピン」や熱中症対策に活用できる「トマト&レモネード」などの新商品を拡販。9月から「野菜生活100スムージーきなこ&ナッツミルク」「栄養サポートスムージー プラスバランス」などを発売して3世代スムージー戦略を推進、人気キャラクターを活用したキャンペーンも展開。機能性表示食品の「ラブレαマルチパック」も発売。
食品他は、戦略7メニューを中心に中食・量販店惣菜に向けてメニュー提案。外食やホテルに向けてヴィーガン・ベジタリアンに対応できる「野菜だし」を使ったメニュー提案。内食には「甘熟トマト鍋」の小容量タイプ、通販は肝機能マーカー数値を改善する「スルフォラファン」を機能性表示食品化し、中高年男性の需要を取り込む。
農事業は、週販が改善している「洗浄済みベビーリーフ」のパッケージをリニューアル。国際事業は、米国では得意先別のメニュー提案力を強化し、アジアでは野菜飲料事業を拡大する。
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