[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
食品新聞 10/1(火) 11:28配信
日本におけるノンアルコールワインのリーディングカンパニーとして知られる湘南貿易は、ボジョレー・ヌーヴォーの時期に合わせて、ノンアルワイン「ヴィンテンス ピノ・ノアールヌーヴォー」を発売した。
同社の輸入の中心はベルギー・ネオブュル社の商品。減圧・低温でワインからアルコールを抜く独自の製法で、元の味わいや香りを残しつつアルコール度数0・0%を実現。
「デュク・ドゥ・モンターニュ」や「ヴィンテンス」シリーズといったスパークリングやスティルを展開し、業務用だけでなく小売にも進出しており、ベルギー大使館の推奨品でもある。
湘南貿易は10年以上前から販売を始めており、ノンアルワイン市場のトップとみられる。ホテルや結婚式場などから広まり、老健施設などのイベントや産婦人科での祝い膳に使われることもある。今年2月にはノンアルカクテルの輸入も始めている。
今回の新商品は、今年チリで収穫されたピノ・ノアール品種を100%使い、ボジョレー・ヌーヴォーと同じ製法で醸造された。
ネオブュル社でマーケティングディレクターを務めるキャロル・ブラグマン氏は「新鮮なチェリーや、バナナなどの熟した果実味の味わい、香りを持ち、優れたワインの特性を持ち合わせている」と評価。「ボジョレー・ヌーヴォーの伝統を守りながら完璧なサーブを楽しんでいただける」と話す。
ソムリエの竹内香奈子氏は「酸、タンニンが控えめで飲みやすいワイン。生ハムやチーズとの相性が良いが、唐揚げやお好み焼きなどとも楽しめる気軽なヌーヴォーだ」という。
18日にはベルギー大使館で、取引先などを招いた新商品のテイスティングパーティーが開かれた。登壇したモデルのダレノガレ明美さんは「ワインの味を残しつつフルーティーな味わいだ。肉と一緒に食べたいが、和食とも合いそうだ。サングリアにしてもおいしいと思う」と感想を述べた。
湘南貿易の橋本則夫社長は「ボジョレー・ヌーヴォーの時期に発売するが、授乳期の子を抱えた人、高齢者といった、(アルコールを)飲みたくても飲めない人に楽しんでもらいたい」と話している。
(9月30日付「食品新聞」)
伊藤園は「TULLY’S COFFEE(タリーズコーヒー)」ブランドの戦略を転換。基幹アイテムのボトル缶と市場拡大しているペットボトル(PET)で、この秋冬からブラックに一層特化していく方針を固めた。
ボトル缶市場が低迷する中、「タリーズコーヒーBARISTA’S BLACK(バリスタズブラック)」の390mlと285mlの2品は前年を上回って推移しているためシェアは上昇。特に390mlのシェアは、17年の30%弱から18年に31・5%へと引き上げられ、今年1-6月では38・6%に急上昇した。
SOT缶(ショート缶)は、7月からコンビニをはじめ大手小売店で導入されている既存品の「BARISTA’S DEMITASSE(バリスタズ デミタス)」(165g缶)に注力していく。
大手コンビニへの採用には中味の再訴求が奏功。「デミタス」と他社商品を飲み比べて「デミタス」が満場一致でおいしさのトップに選ばれたツイッターの投稿から気づきを得て、社内でもブラインドテストを試みたところ同じような結果になったことから再提案に至ったという。
今後は店頭で「バリスタズブラック」390mlボトル2本買うと「バリスタズ デミタス」が1本付いてくるキャンペーンを展開していく。
「タリーズコーヒー」ブランドの最初の商品がチルドカップであったことから、チルドカップ市場には再参入となる。
「チルドカップ市場はここ最近低迷している。海洋プラスチック問題によるストロー忌避の傾向や影響しているのかもしれない。収益面ではフードロス、チルド配送のコスト増などがネックとなっており、これらの問題に常温保存できストロー要らすで再栓できるドリームキャップで対応していく」との考えで、330mlキャップ付紙パックの「ESPRESSO with MILK(エスプレッソ ウィズ ミルク)」を10月7日に関東1都10県のコンビニで先行発売し11月11日に全国発売する。
同商品は、アラビカ豆をエスプレッソ抽出しすぐに冷凍保管されたコーヒーを使用し、ミルク、砂糖と混ぜ合わせたコーヒー飲料となる。
食品新聞 9/26(木) 9:01配信
ペットボトル(PET)入りコーヒー飲料と紅茶飲料の新商品・リニューアル品がホット商戦に向けて乱立模様となり、紅茶に近しいカテゴリーでは、ほうじ茶などからのアプローチも強まりつつある。
勢いがあるのは紅茶飲料で、トップの「午後の紅茶」(キリンビバレジ)は1-6月に上半期過去最高の販売数量を記録。その後も好調を維持し1-8月では前年同期比8%増の3462万ケースとなった。
基盤商品の1つである「ミルクティー」と新商品の「ザ・マイスターズミルクティー」が好調に推移したほか、「おいしい無糖」が同期間20%増と大幅に拡大した。
キリンビバレッジは秋冬、11月1日の紅茶の日に向けてマーケティングを展開していく。
ホット商品は「ストレートティー」「ミルクティー」「レモンティー」「おいしい無糖」の味わいを強化するとともに、容量を345mlから400mlに増量して「生茶」と「小岩井」ブランドの400mlとともに販売している。
400ml導入の理由について、キリンビバレジの東桃子マーケティング本部マーケティング部商品担当主任は「500mlの場合、あたたかいうちに飲み切れず、店頭で加温するのも時間がかかる。“あたたかいうちに飲み切れる程よいサイズは400ml”が当社の立てた仮説で、中味については、ホットで求められる嗜好性と満足感を強化した」と説明する。
これに対し400mlよりも少し多い440mlでホット展開するのはフルリニューアルしたばかりの「紅茶花伝 ロイヤルミルクティー」(コカ・コーラシステム)で、俳優の伊藤健太郎さんを起用したTVCMやデジタル施策を用いて国産牛乳100%使用を訴求している。
「クラフトボス」(サントリー食品インターナショナル)の紅茶シリーズ2品も好調で、このほど2品計で1億本の販売を突破。10月1日には、コーヒーシリーズのホットに「クラフトボス ミルクティー ホット」をラインアップに加えてコーヒーと紅茶の両輪で積極的なマーケティングを展開していく。
無糖茶シリーズで無糖炭酸飲料に挑むのはポッカサッポロフード&ビバレッジ。“無糖なのにほのかに甘い”と定評のある「知覧にっぽん紅茶」の味わいをベースに、砂糖・甘味料不使用であまい香りの余韻が楽しめる無糖炭酸飲料「知覧にっぽん紅茶スパークリング」を9月30日に新発売する。
これに先立ち24日には販売好調な「加賀棒ほうじ」シリーズから、新たに国産の一番茎茶のみを使用した「加賀棒ほうじ茶 香る一番茶」をホット・コールド兼用で新発売した。
「TEAs’TEA NEW AUTHENTIC」(伊藤園)は、8月に新発売した「生オレンジティー」がヒット。発売から約1ヶ月で1200万本を突破し、秋冬は、この勢いを加速させるべく9月9日に「しあわせ香る 焙じた紅茶」を新発売し、「ほうじ茶ラテ」をリニューアル発売し、さらなる新商品の投入も予想される。
伊藤園はまた、コーヒーブランド「TULLY’S COFFEE(タリーズコーヒー)」の戦略を転換し、基幹アイテムのボトル缶と市場拡大しているPETでこの秋冬からブラックに一層特化していく方針を固めた。
PETでは無糖ラテの「Smooth LATTE(スムース ラテ)」を広義のブラックコーヒーと位置づけて注力していく。
「スムース ラテ」は現在、女性と40-50代に支持されて順調に推移している。
「PETコーヒー市場が若者離れと女性離れを起こしている中、『無糖ラテ』は女性比率が3割強へ上昇。世代では40-50代が急伸したため、“コーヒー好きの40-50代が『無糖ラテ』を好んでいる”と仮説を立てた」(星野智信マーケティング本部コーヒー・炭酸ブランドマネジャー)という。
UCC上島珈琲は「UCC BLACK COLD BREW」をリニューアル発売し、450mlPETの「BEANS & ROASTERS ミルク好きのラテ」を新発売した。
同社は、新たにPETコーヒーを飲みはじめたユーザーについて、コーヒー感が少なく後味がスッキリとした味覚を求める傾向にあるとみている。
このような考えから同商品は「ミルク好きユーザーに向けて牛乳を贅沢に使用してスッキリとした味わいにし、挽きたてコーヒーを使用しコーヒーの風味がほんのり香るようにした」(岩崎隆宏マーケティング本部飲料開発部長)。
10月には「BEANS & ROASTERSデカフェ・ラテ」と「BEANS & ROASTERS ミルクティー」をリニューアル発売する。
ダイドードリンコは、世界的なパティシエのピエール・エルメ氏とコラボした「ピエール・エルメ×ダイドーブレンド カフェ・オ・レ ショコラ・プリーズ」を8月27日にコンビニで先行発売して好調に推移している。
イオンは、10月1日に施行される消費増税で消費者の購買行動やライフスタイルに大きく変わり内食需要が高まると予想。この見立ての下、18日、水・油・調味料の用意を不要とする冷凍ミールキット「トップバリュ フローズンCooKit(クッキット)」シリーズから新商品6品を発売開始した。
この日、イオン葛西店で「イオン増税前内食向け新商品発表会」が開催され、イオントップバリュの和田浩二マーケティング本部長はミールキットについて「簡単便利でありながらも“手抜きをせず手づくりの料理をつくりたい”ニーズに対応でき、次世代の簡便への対応として強化していく」と語った。
甘酒市場で3割弱のトップシェアを握る森永製菓の森永甘酒シリーズは、秋冬に向けて新商品の投入と基幹商品の「森永甘酒」(190g缶)を刷新して、甘酒市場の再活性化を図っていく。
甘酒市場は近年右肩上がりに成長していたが、昨年4月から今年3月までの1年間は後半にTV効果があったもの前半の苦戦が足を引っ張り金額ベースで微減となった。
今年4-7月は長梅雨の影響で1ケタ台後半の落ち込みとなった。