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食品新聞 10/25(金) 11:01配信
豆乳(調製豆乳・無調整豆乳・豆乳飲料)の中で“白もの”と呼ばれる調製豆乳と無調整豆乳が好調を維持している。
その中で今年勢いづいているのが大容量タイプ。
シェアトップのキッコーマン飲料の荻生康成チルド営業本部営業企画部企画グループグループ長は「白ものは、直接飲用以外の料理などのアプローチでコミュニケーションするとライトユーザーが物凄く入ってくる。当社の『無調整豆乳』の1000mlからのトライアルもみられるようになった」と語る。
通販・業務用を除く4-6月豆乳市場は販売量が前年同期比約4%増、販売金額が約3%増と推定。この中で調製豆乳と無調整豆乳の大容量は、ともに販売量を5%程度伸ばしたとみられる。
豆乳飲料の大容量も好調で、販売量を9%拡大したと推定される。これには、昨年大ヒットした豆乳飲料のアイス提案で新たに獲得したトライアルユーザーがロイヤルユーザー化したことが要因と思われる。
一方、キャップ付き330ml紙パックのカテゴリーで絶好調なのがスジャータめいらく。「330ml紙パックは前年度(3月期)、大手コンビニ様をはじめ大幅に取り扱い物量が増え前年比97%増と大きく伸長した」(同社)という。
スジャータめいらくは今期、「最も市場規模の大きい調製豆乳のシェアを拡大していく」ことを方針に掲げ大容量を強化。9月に「おいしい調製豆乳」(900ml)をリニューアルし「糖質65%オフ調製豆乳」(900ml)を新発売した。
マルサンアイは、鳥取新工場の第2期工事を完了。今後、強化された生産力の下に新商品の開発にも一層注力していく。
マルサンアイの白もの強化策としては、「タニタカフェ監修 オーガニック無調整豆乳と「同 調製豆乳」のパッケージを刷新し9月から発売している。
キッコーマン飲料は10月以降、白ものを含めた豆乳全体のコアな戦略として、豆乳をマグカップに注いで電子レンジで温める“ホッ豆乳”を訴求していく。
「白ものも冷たく飲むよりも温めたほうが、甘さや風味が引き立ち、豆乳を習慣的に飲まれている方と初めての方の両方に響くと考えている。ヘビーユーザーに朝だけではなく夜にも温めて飲んでもらえれば飲用機会の創出につながる」(荻生グループ長)と説明する。
豆乳のシェア状況は、キッコーマン飲料が6割弱、マルサンアイが2割強、スジャータめいらくが1割弱と推定される。
カテゴリー別構成比は、調製豆乳が6割弱、無調整豆乳が2・5割強、豆乳飲料が2割強となっている。
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