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食品新聞 10/2(水) 7:03配信
三井製糖は9月から家庭用オリゴの新ブランド「整(ととのえ)オリゴ食物繊維300」を新発売した。業No.1が満を持してオリゴ糖の家庭用ボトルで商品投入し、オリゴ糖プラスα(食物繊維)の提案で先発品に追いつくべく走り出した。
オリゴ糖市場は2014~2015年にかけて各テレビ番組で「腸内フローラ」が取り上げられ、ビフィズス菌と増殖のエサとなるオリゴ糖の関係性が広く消費者に浸透したことで同年度のオリゴ糖商品は軽く1.5倍を超えて過去最高記録を叩き出すなど絶好調となった。
以降も順調にリピーターを確保し、大容量タイプが拡大するなど「なんとなく良さそう」だったオリゴ糖が明確な効果認識とともに成長している。
その中で昨今の砂糖離れの逆風を真正面から受けている製糖業界にとっては、近しい商品でありながら普段は感じない追い風を受けている商品ということで日新製糖が「オリゴの王様」、伊藤忠製糖は「沖縄・奄美のきびオリゴ」「クルルのおいしいオリゴ糖」など既存品を含めて活性化を図ってきた。
そこに最大手の三井製糖が参戦する。商品特徴は北海道産てん菜から作った糖蜜を使用。食物繊維たっぷりのオリゴ糖含有シロップ。コクのある甘みで何にでも使える。「整(ととのえ)」(商標登録番号第6152957号)ブランドとして、こだわりの品質で心と体を丁寧にケアしていく。全国発売、オープン価格となっている。
オリゴ糖もブームから数年が経過する中でマーケティングも進化している。例えば成分推し(ガラクトオリゴ糖など)は他のオリゴ糖との差別化を狙ったもの。また今回の新商品のようにプラスαの成分を足すことで複数的、多重的な健康効果を訴求するものもある。
食物繊維は特に女性が一番摂取を気にかけている成分でもあり、普段の食生活に取り入れられてリピーターが付くと商品展開の幅も広がってくるだろう。今後の展開に注目だ。
(10月2日付「食品新聞」)
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