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「クラフトボス」が席巻するPETコーヒー市場にスペシャルティコーヒー専門店の丸山珈琲が“新基準”を提案する。
ホンジュラス産のスペシャルティコーヒー100%使用した「丸山珈琲のブラックアイスコーヒー(無糖)」(500mlPET)を開発し、6月10日から全国各地の一部スーパーや直営店、オンラインストアで販売する。希望小売価格は税込み214円。
コロナ禍の外出自粛に伴い家庭内での飲用機会が増加したことで、手頃なコーヒーを常飲するユーザーに加えて、スペシャルティコーヒーなど高品質コーヒーを手いれで飲むユーザーも簡便さを求めるようになったことが開発の背景。
コーヒーバイヤーでもある丸山健太郎社長もその1人。18日の発表会で「コーヒー屋の私ですら当社既成のドリンクやコーヒーバッグなどを利用してどんどん簡単な方向へ進んでいる」と語る。
そうした中、手を伸ばしやすいスペシャルティコーヒーのドリンクに商機を見出し、PETコーヒーで打ち出したのが“これがおいしいコーヒーの新基準”。
「市場にあるPETコーヒーは物凄く濃いインパクト重視のものか、物凄く飲みやすい薄いものが多い。我々の商品は濃すぎず薄すぎない、真ん中の非常に優れた特質を持っている」と説明する。
原料・焙煎・抽出を追求して、賞味期限8ヵ月のPETコーヒーに適合させたPETコーヒーを開発。「スペシャルティコーヒーの特徴である“味のきれいさ”“ほどよい酸味”“後味にほのかに感じる甘さ”の余韻を香料無添加で楽しめるように仕立てた」という。
原料は、丸山社長が厳選した中米ホンジュラスのスペシャルティコーヒー豆100%使用し、前述のスペシャルティコーヒーの特徴に加えて、ダークチョコレートやナッツのような香り、爽やかな後味を引き立たせた。
焙煎と抽出については「酸味があまり強く出すぎないようにすることと、賞味期限の8ヵ月間、味わいを維持するために特別な焙煎プロファイルを採用し、PET飲料に適切な挽き具合・抽出方法を編み出した」という。
日本スペシャルティコーヒー協会によると、スペシャルティコーヒーは、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底されて生産履歴が明確で、味わいの中に生産地の特徴的な風味特性が表現されたコーヒーと定義されている。
及第点はカッピングという官能検査でスコア 100 点満点中 80 点以上。丸山珈琲では80 点以上のスペシャルティコーヒーのみを取り扱っている。
日本のコーヒー市場におけるスペシャルティコーヒーの割合は11%。同商品の発売によってスペシャルティコーヒーユーザーの裾野拡大も狙う。
「これからより広い人たちにアプローチするために、これからも簡単に飲める差別化した商品をどんどん出していきたい。コーヒー飲料(RTDコーヒー)の細分化はさらに進むとみている」と述べる。
差別化された味を消費者にわかりやすく伝えていくため、商品名などではあえてスペシャルティコーヒーを謳わず、おいしさで勝負していく。
「“おいしいものが出たね”“ちょっと高いけどもっと飲みたい”“どこで手に入るの?”といったお声が聞きたい。そのようなお声が上がってくるようになれば、いろいろな新商品を横に広げていけると思っている」と期待をよせる。
初回生産量は約3tのスペシャルティコーヒーを使用し12万本(5000ケース)。取扱店舗は順次拡大を予定している。
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