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食品新聞 5/26(水) 17:55
フジッコは今年3月、インドネシアに合弁会社を設立したことを発表した。5月からハラール認証を取得した食品工場の改修を進めており、来年1月をめどにフジッコブランドで豆加工品や惣菜の製造販売を始める。 同社が51%、インドネシアの日系食品商社マスヤグループが49%出資。 社名はフジッコフーズインドネシアで資本金は日本円で約2億円。フジッコ海外事業推進部長の福澄正規氏が代表を兼務する。マスヤグループは87年創業、同国内に常温・低温物流網を持ち卸売業やSMを展開している。 フジッコが合弁で海外事業を行うのは初めて。 インドネシアにおける日本食市場の拡大やコロナ禍による健康意識の高まりを受けたもの。同社では「当初はインドネシア国内の販売が主体となるが、将来的にはアジア諸国やイスラム圏向けにフジッコブランド製品を拡大したい」としている。
久原本家は直営店の新業態「茅乃舎分店」を展開し20代女性など新規ユーザーの獲得を図っていく。
同社はこれまで福岡県を拠点に全国28店舗の直営店「茅乃舎」を展開し主に30代以上の女性に支持されてきた。
新業態は、さらなる顧客層拡大を目的に通勤の導線上で展開していく方針。
直営店29店舗目で新業態第一号店となるのは25日オープンする「茅乃舎分店 アトレ恵比寿」(東京都渋谷区)で、アトレ恵比寿本館3階コンコースに面した広さ約18平米のコンパクトな店内に厳選された約50品が並ぶ。
目玉商品は同店限定発売の「茅乃舎だし玉」をはじめ「茅乃舎 和惣菜」と「茅乃舎だしにゅうめん」を加えた計3シリーズ。
「茅乃舎だし玉」は、茅乃舎こだわりのだしと味噌、厳選した素材をあわせたもので、だし玉を耐熱カップに入れて水を注いでレンジで約2分間温めて食す。
「あおさ柚子」(388円)「とまと玉」(同)「黒ごま玉」(同)「とうきび玉」(486円)「南京玉」(同)「桜えび包」(同)の6品をラインアップし、具材は和と豊かな彩りにこだわり各品3~5種類を使用している。
WEB販売は行わない方針でお土産需要も見込む。
「茅乃舎 和惣菜」シリーズの「茅乃舎大豆の五目煮」「茅乃舎ごぼうの土佐煮」「茅乃舎さつま芋の甘煮」の3品
「茅乃舎 和惣菜」は、茅乃舎だしを使用して作られた和惣菜。袋のまま湯煎で温めて食せるようになっている。
「茅乃舎大豆の五目煮」(540円)「茅乃舎ごぼうの土佐煮」(同)「茅乃舎さつま芋の甘煮」(同)の3品を取り揃え、同店ほかWEBでも販売している。
「茅乃舎だしにゅうめん」は、国産小麦のノンフライ麺を使用したカップ入りのにゅうめん。お湯を注いで3分で本格的なにゅうめんが味わえるようになっている。
「ほたて」(756円)と「きのこ」(702円)の2種類を用意し、WEBや「茅乃舎 東京駅店」「茅乃舎 東京ミッドタウン店」でも販売している。
久原本家の母体である久原本家グループは明治26年(1893年)に創業。醤油蔵を原点とする非上場の総合食品メーカーで、自社製造のたれを使った明太子「椒房庵(しょぼうあん)」と「茅乃舎」のD2Cビジネス(直接販売)や流通向けには「くばら」シリーズの商品などを展開している。
エリアとしては近年、海外や北海道にも注力。業績は拡大基調にあり20年2月期グループ売上高は281億円。21年2月期売上高は、コロナ禍の外出制限が直営店運営に影響し、ほぼ前年並みの見通しとなっている。
食品新聞 5/23(日) 14:00
「ヤクルト」がアイスクリームに。 6月1日から東急ストアで発売される「アイスdeヤクルト」(110ml、税別200円)がそれだ。 6月1日から8月1日まで、SHIBUYA109エンタテインメントが運営する「IMADA KITCHEN」で「アイスdeヤクルト」をアレンジした限定メニューが販売されるのにあわせ1万2000個を発売する。 アイスクリームの開発は、「スイーツ感の高いヤクルト風味のアイスを食べたい」という要望が多く寄せられたことを受けたもので、同社の女性社員を中心としたプロジェクトチーム「三つ星Factory」が開発した。 原材料に乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト」の原液を使用することで、滑らか濃厚なのに後味すっきり、「ヤクルト」の甘酸っぱい風味と生クリームのコクがマッチした贅沢なおいしさが楽しめるこれからの季節にぴったりのデザートに仕上げた。 ヤクルト本社では、チルドデザート「カップdeヤクルト」を2014年に発売。今や秋冬の定番デザートとして市場に定着している。「アイスdeヤクルト」も大きな話題となりそうだが、今後については「現在のところ未定」(同社)としている。
日本ケンタッキー・フライド・チキンは、全国のケンタッキーフライドチキン店舗で5月26日から6月1日の7日間限定で「ポテトBOX半額」キャンペーンを開催する。
半額価格は税込み320円(通常価格650円)。
一部、販売しない店舗があるという。デリバリーは対象外。
「クラフトボス」が席巻するPETコーヒー市場にスペシャルティコーヒー専門店の丸山珈琲が“新基準”を提案する。
ホンジュラス産のスペシャルティコーヒー100%使用した「丸山珈琲のブラックアイスコーヒー(無糖)」(500mlPET)を開発し、6月10日から全国各地の一部スーパーや直営店、オンラインストアで販売する。希望小売価格は税込み214円。
コロナ禍の外出自粛に伴い家庭内での飲用機会が増加したことで、手頃なコーヒーを常飲するユーザーに加えて、スペシャルティコーヒーなど高品質コーヒーを手いれで飲むユーザーも簡便さを求めるようになったことが開発の背景。
コーヒーバイヤーでもある丸山健太郎社長もその1人。18日の発表会で「コーヒー屋の私ですら当社既成のドリンクやコーヒーバッグなどを利用してどんどん簡単な方向へ進んでいる」と語る。
そうした中、手を伸ばしやすいスペシャルティコーヒーのドリンクに商機を見出し、PETコーヒーで打ち出したのが“これがおいしいコーヒーの新基準”。
「市場にあるPETコーヒーは物凄く濃いインパクト重視のものか、物凄く飲みやすい薄いものが多い。我々の商品は濃すぎず薄すぎない、真ん中の非常に優れた特質を持っている」と説明する。
原料・焙煎・抽出を追求して、賞味期限8ヵ月のPETコーヒーに適合させたPETコーヒーを開発。「スペシャルティコーヒーの特徴である“味のきれいさ”“ほどよい酸味”“後味にほのかに感じる甘さ”の余韻を香料無添加で楽しめるように仕立てた」という。
原料は、丸山社長が厳選した中米ホンジュラスのスペシャルティコーヒー豆100%使用し、前述のスペシャルティコーヒーの特徴に加えて、ダークチョコレートやナッツのような香り、爽やかな後味を引き立たせた。
焙煎と抽出については「酸味があまり強く出すぎないようにすることと、賞味期限の8ヵ月間、味わいを維持するために特別な焙煎プロファイルを採用し、PET飲料に適切な挽き具合・抽出方法を編み出した」という。
日本スペシャルティコーヒー協会によると、スペシャルティコーヒーは、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底されて生産履歴が明確で、味わいの中に生産地の特徴的な風味特性が表現されたコーヒーと定義されている。
及第点はカッピングという官能検査でスコア 100 点満点中 80 点以上。丸山珈琲では80 点以上のスペシャルティコーヒーのみを取り扱っている。
日本のコーヒー市場におけるスペシャルティコーヒーの割合は11%。同商品の発売によってスペシャルティコーヒーユーザーの裾野拡大も狙う。
「これからより広い人たちにアプローチするために、これからも簡単に飲める差別化した商品をどんどん出していきたい。コーヒー飲料(RTDコーヒー)の細分化はさらに進むとみている」と述べる。
差別化された味を消費者にわかりやすく伝えていくため、商品名などではあえてスペシャルティコーヒーを謳わず、おいしさで勝負していく。
「“おいしいものが出たね”“ちょっと高いけどもっと飲みたい”“どこで手に入るの?”といったお声が聞きたい。そのようなお声が上がってくるようになれば、いろいろな新商品を横に広げていけると思っている」と期待をよせる。
初回生産量は約3tのスペシャルティコーヒーを使用し12万本(5000ケース)。取扱店舗は順次拡大を予定している。