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ベネッセ 教育情報サイト 6/6(水) 11:20配信
大人も大好きな人が多いチョコレート。子どもにももちろん人気ですが、糖分や脂肪分が多く、少し刺激が強い食べ物でもあるチョコレート。幼児に食べさせてもいいのでしょうか。また、チョコレートばかり欲しがるようになってしまったら? 食べ過ぎないように気をつける工夫とは?
実は、チョコレートをいつから食べさせていいという明確な指標はありません。人間にとってチョコレートは決して「必須」である食べ物ではなく、誰もがチョコレートを食べなくても生きていけるのです。
もし食べさせるのであれば、糖分や脂肪分が多いことを配慮し、1歳半くらいから。量は板チョコレートのひとかけら程度。おやつとしてもう少しまとまった量をあげるのなら、もう少し遅いほうがいいでしょう。
チョコレートは腹もちがよい食べ物ですが、カサ(容量)が小さく噛む必要もそれほどないので、食べたその瞬間は満腹感を感じにくいという特徴があります。
少し後になって「食べ過ぎた」とわかるのです。子どもが欲しがるだけあげてしまえば糖分を摂りすぎてしまい、おなかがいっぱいになって肝心の食事を摂れなくなってしまいます。最低限に抑えましょう。
ただし、からだが成長する子どもは、たくさんの栄養を必要とします。しかし十分な量がとれなかったり、食べムラの多い子どもは朝昼夕の3食では不足します。それを補うのがおやつです。
幼児の場合、消化吸収能力が十分に発達しておらず、大人と同じようになるのは、5~6歳頃。おやつの目安量は、体格や運動量によっても異なりますが、2歳までが150kcal程度、3歳以降は200kcal程度と言われています。※
60gの板チョコ1枚が350kcal前後なので半分程度はあげていいことになりますが、できればチョコレートは控えめに、他の食べ物でおなかが満足するようにしてください。
他の食べ物のおすすめは、芋類やくだもの、サンドイッチやヨーグルトなど。おやつは、「お菓子」である必要はありません。
食べ過ぎないためには、一度に食べる量を決め、それ以外は子どもに見せないのがいちばん。「まだある、まだ食べられる」と思うと欲しくなるものです。準備する段階で食べる量だけお皿に入れ、残りは見せないようにしましょう。
また、「おやつの時間はおしまい」というけじめも必要です。食べ終わったらすぐに歯をみがく、公園に遊びに行くなど、次の行動に移りましょう。ただ、あまりがっちりしたルールでは子どもも親も苦しいので、「こんなときは特別にOK」というときがあっても問題ありません。一方で、「泣かせないためにあげる」「黙らせるためにあげる」という便利な食べ物にしてしまうと、どんどんけじめがなくなってしまいます。注意してくださいね。
確かにチョコレートは注意が必要な食べ物です。ただし、チョコレートだけを避ければいいというわけではなく、糖分や脂肪分を多く含む食べ物には、平均的に気をつける必要があります。いろいろなものを少しずつ、適量を意識して食べさせれば自然にバランスが取れるもの。保護者自身も気をつけて、ご家庭に「偏らない食べ方」を定着させていきましょう。
※幼児は1歳から小学校入学前までのため、おやつの目安量を年齢で示しました。
プロフィール
監修:岡本夏子
管理栄養士。なごやかこどもクリニック、非常勤。月1回の糖尿病・肥満外来で、栄養食事相談を担当。総合病院で学んだ栄養ケア・マネジメント力を生かして、よりよい栄養相談が出来るように努めています。
なごやかこどもクリニック
http://www.nagoyaka-child.net/
※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。
ベネッセ 教育情報サイト
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