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食品新聞 2/14(金) 11:03配信
三島食品は乾燥梅を原料とした混ぜご飯の素「うめこ」を発売した。もともと08年に「料理素材カリカリ梅」として発売し好評を得たが、原料事情により18年に一度終売。だが、復活を求める声が多く寄せられ、今回新たに「うめこ」として全面刷新し登場。乾燥方法を変えることで、5mm大の大ぶりの梅となった。
実はこの「うめこ」、一時『あかり』というブランドで販売されていたことがある。当時、『あかり』を掲げた商品は「カリカリ梅」ともう1品、「ピリ辛たらこ」があった。前述の通り、梅の方はやむなく市場から姿を消すが、一方のピリ辛たらこ「あかり」はその後、三島食品の看板商品「ゆかり」、青しそ「かおり」とともに“ふりかけ三姉妹”として脚光を浴びる。売上面でも1億円プレイヤーに成長した。
末貞操社長は「たらこの『あかり』はスターになったが、梅の方は自らの不幸を嘆いていた」と振り返る。そしてこのたび、根強いファンの声におされ「大きめカットで美しくなり、着物風のパッケージをまとった演歌歌手として再起を図る」(末貞社長)と再デビューを果たした。
だが、不運は続く。念願の再登場だが、今回同時にデビューするのが三島の看板スター「ゆかり」の50周年記念商品という、「超大型新人」(同)なのだ。
その大型新人「減塩ゆかり」はレギュラーカラ―の紫ではなく、鮮やかな白いパッケージで登場。原料の赤しそは100%国産、レギュラー品に比べ塩分を30%カット。多くの消費者から寄せられていた、国産、減塩というニーズを具現化したもので“白いゆかり”として話題性もある。
同社では前期から「新・調味料宣言 ゆかり!」を掲げ、食シーンの拡大を図っている。末貞社長は「調味料として『ゆかり』の認識を高めたい」と強調する。
ところで、「ゆかり」をはじめとする“三姉妹”は「かおり」「あかり」と、名前の末尾が“り”という共通点を持つ。これに対し、今回登場した「うめこ」は見ての通り“こ”である。果たして今後、「○○こ」の名前を持つ仲間を加え新たな“三姉妹”を結成し、先輩三姉妹を脅かす存在になるのか。
末貞社長は「けなげな不幸キャラの『うめこ』をじっくり育てていきたい」と話している。なお、「減塩ゆかり」は16g、「うめこ」は12gで小売価格は各130円(税抜)。
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