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―[麺すすり子のラーメン巡礼]―
こんにちは。ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員、麺すすり子です。
2020年一発目の麺すすり子のラーメン巡礼。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
暖冬といわれる今冬ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。すすり子といえば、例年通り手足が凍りついております、プロの冷え性です。寒くはないのに、なぜかつま先はガチガチ。そんな困った冷え性すすり子にとって、冬のラーメンは、身も心もほぐしてくれる奇跡の食べ物となるのです。その中でも、身体の芯から末端から、確実に温めてくれるすすり子感動の一杯をご紹介させてください。
こちらがそのラーメン。東京都・日暮里にある『めん処 羽鳥』の「しょうがラーメン ¥850」です。
こんもり積まれた生姜の千切り!!!ど真ん中で丼にそびえ立ちます。完全に自身が主役ということをわかっている食材の佇まいです。温まる気しかせんな????
店主オススメの食べ方は、まず生姜を混ぜずにラーメン本来の味を味わうこと。
ん~~あっさりスープが身体に沁み入ります。鶏と魚介のダブルのうまみ。澄んだ王道の醤油スープです。このスープ、下処理に大変手間をかけているとのこと。毎日、具材の状態を確認し、味見しながら調整しているんだそう。丁寧な作業ゆえのほっとする味。この温かみとお口の快感だけで、冷えた心は+0.5℃します。
ラーメンのポテンシャルのお味に大満足したあと、ようやく生姜の山に手をつけるのです。少し溶かしていただきます。シャキシャキした生姜を噛みしめます。このシャキと、中太麺のもちっとした食感との相性が天才の思いつくそれ。創業時、数十種類の麺で試作をし、選んだというこの麺。マジでこれ以外考えられない。すすり子がこの麺以外イヤっ!ってワガママ言いたくなるくらい。
そして、生姜とあっさり沁みスープとの相性も神の生んだそれ。生姜の辛みがちょうどよく効いてくるの、さわやかすぎる、ちょっとずるい。
つま先が発熱しています。さっきまでガチガチに冷たかったはずのあのつま先が。この感動を冷え性以外の方にも伝えたい。凍った身体が解凍されていく感覚…。ほぐされちゃってもうダメ…。人間は変温動物に違いないってこのとき確信するのです。
とろっとろの煮卵とチャーシューが、このラーメンの大正解です。ともにとろける。とろける幸せ。
ラーメンの物理的温かさはもとより、トッピングの生姜で科学的にも身体を温めてくれるラーメン。冷え性さんにはもちろん大のオススメラーメンなのですが、そうでない人も、冬に冷えた身体がじんわりほぐれていく感覚を体験してほしいぃ…。店内空間が、店員さんが、このラーメンが、大変ありがたい冬のお恵みに感じられるのです。
今日もラーメンがあったかい。ごちそうさまです。
<TEXT/麺すすり子>
―[麺すすり子のラーメン巡礼]―
【麺すすり子】
ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員。豚骨ベースの鹿児島ラーメンで育ち、18歳で上京してラーメンの幅広さと奥深さに取り憑かれる
日刊SPA!
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