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沖縄タイムス 5/31(金) 8:55配信
農業生産法人「ぐしけんファーム」(沖縄県名護市、具志堅興一代表)が、海ぶどうなど生鮮食品を活用したアイスクリームを製造している。鮮度が落ちやすい食品をアイスにすることで長期保存でき、食品ロスの防止につなげている。自社栽培のマンゴーを活用して始めたアイス事業だが、海ぶどうは他社から依頼を受け、相手先のブランドで製造するOEM方式。食品の有効利用に向け、さらに取り扱いを広げる方針だ。(政経部・仲田佳史)
ぐしけんファームの主力事業は、名護市でのマンゴー栽培。青果や海産物などは生産過剰になると価格が大きく落ちるため、廃棄せざるを得ない場合があった。このため、2009年から規格外品をアイスに加工する新商品を開発し、ロスの抑止につなげた。
同じく食品ロスの防止を模索していた海ぶどう養殖の日本バイオテック(糸満市)が、海ぶどうを使ったアイスの製造をファームに委託。両社が1年かけて商品開発した。
アイスは海ぶどうの粒を残し、食感を重視した。ファーム側が開発した塩ミルク味に続き、パイナップル、シークヮーサー、ちんすこうの4種類を販売している。
糸満市や南城市の道の駅で取り扱っており、食品ロスを2割削減。その後、海ぶどう粉末を入れた乾燥麺も開発するなど、今はロスがほとんどないという。
アイスは120ミリリットル入りで税込み324円。18年度は年間400万円を売り上げ、安定取引につながっている。
日本バイオの山城由希取締役営業部長は「アイスにすることで賞味期限を気にすることなく、販売できる。新たな食べ方として納品先を広げていきたい」と意気込む。
ファームは食品ロス対策としてアイス開発を強化し、OEM先を増やす方針。具志堅代表は「長期保存が効くアイスにすることで、新たな商品の展開につながる。商品開発に関心の高い企業の手伝いをしていきたい」と話した。
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