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食品新聞 11/1(日) 7:05
三井農林の「日東紅茶」が好調を維持している。 4-9月紅茶市場は金額ベースで、ティーバッグやリーフティーが牽引して前年同期比10%程度伸長したと推定され「日東紅茶」も市場とほぼ同じ動きをみせている。 竹田一也商品企画・マーケティングチームチームリーダーは市場動向について「9月は東京の平均気温が例年に比べ1・8度高く、緊急事態宣言が発令された4月と5月にみられた勢いは明らかに失っているものの成長を維持している」と説明する。 こうした中「日東紅茶」は「デイリークラブ」と「DAY&DAY」の両ティーバッグブランドが好調を維持。 新たな芽としては、水出し紅茶の「水出しアイスティー」シリーズがオフシーズンに差し掛かる8月、9月も引き合いがあり過去最高の売上げを記録。一部の店舗では9月以降も引き続き並べられている。 「水出しアイスティー」は従来、季節性が強くお盆が終わると出荷はストップされていたが、今年は9月の暑さもあり異例の対応となった。 「これまでもオフシーズンに流通様から“まだまだ売れる”とのお声をいただくこともあったが、売れ残り感が出てしまうのを避けるため積極的に展開していなかった。しかし今年はあまりの好調ぶりを受けて9月に水出し紅茶では初となる増産を行い、一部の流通様では秋冬も引き続き定番に置いていただいている」と語る。 この好調要因については「暑さも大きいと思うが、在宅での飲用頻度が増えると、その都度こだわって入れるのは難しくなる。水出しは一度の作業で500ml以上つくることができ何度も飲むのに適している。おいしさに加えて、簡便性と経済性があることに消費者が気付きはじめたのかもしれない」とみている。
リーフティーも経済性が響いて続伸している可能性があるという。 「コロナ禍でコーヒーの豆商品が伸びたように、リーフティーもおいしさが定着したのかもしれない。リーフティーは高価なイメージがあるが、『日東紅茶』の場合、150gで実勢売価は400円前後。1杯当たり2gのティーバッグで換算すると、中価格帯のティーバッグよりも安いことに消費者が気づかれたのかもしれない。手間暇はかかるが、安くておいしいものとして新たに生活の中に取り込まれたのだと思う」と述べる。 最需要期に向けては、受験シーズンに拡大傾向にあるカフェインレス商品としょうが紅茶を「例年以上に意識して提案していく」。 同社のカフェインレス商品は4-9月に10%以上伸長。なおハーブティー商品も10%以上伸長した。ハーブティー市場は10億円弱と推定され「好みが分かれるため爆発的な伸びは期待できないが、じわりと伸長しこの傾向が続いていく」とみている。
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