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日本農業新聞 12/12(火) 11:10配信
冬至(22日)に需要が高まるユズとカボチャの相場が明暗を分けている。12月上旬の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)をみると、ユズは台風などの影響で入荷が少ないため、過去5年平均より7割高い。一方、カボチャは先行する北海道産が多いことなどが響き、同1割安となった。冬至商戦は来週がピークだが、卸売会社は「カボチャは輸入物も多く、相場は平年をやや下回る」と見通す。
ユズの12月上旬の日農平均価格は1キロ717円で、過去5年で最高値となった。一方、大手7卸の販売量は34トンと、前年より8割も少ない。主力の高知県園芸連は「裏年に加え、台風による落果があり作柄が悪い」と話す。20日までが出荷ピークだが、注文に対して絶対量が足りず、供給が追い付いていないという。
一方、カボチャは1キロ157円と、過去5年で2番目に安い水準となった。卸売会社は「昨年不作だった北海道産が今年は豊作で、貯蔵物の出回りが多い」と話す。12月上旬の販売量は740トンで、平年より1割多かった。
冬至商戦ピークとなる来週には、後続の鹿児島産が主体となる見通し。JA鹿児島県経済連は「10月の長雨や台風で生育が鈍く、小玉傾向で出荷は伸び悩む」と話す。一方、北海道産は潤沢な出回りとなりそうで、卸売会社は「全体量が多く、荷動きは鈍く推移する」とみる。
加えて、輸入物も増えそうだ。輸入商社は「主力のメキシコ産の作柄が回復しており、11、12月の輸入量は前年を上回る」と見通す。
東京都内のスーパーは、ユズの品薄を受け、冬至はカボチャを主体に売り場をつくるという。「カボチャはダイスカットや4分の1カット、真空パックの加熱済み商材など消費者の利便性に合わせ品ぞろえする」と説明する。
別のスーパーは高知、徳島産のユズを1個売りと風呂用に販売する予定だが、「集荷が厳しく、販売価格が決まらない」と苦慮する。
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