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食品新聞 2/26(水) 14:59配信
インスタントコーヒー(IC)市場の過半のトップシェアを握るネスレ日本が次に狙うのはレギュラーコーヒー(RC)市場。
これまで同社はカプセル式本格カフェシステム「ネスカフェ ドルチェ グスト」で一杯抽出型のRC市場を開拓。またグループ会社のネスレネスプレッソでも「ネスプレッソ」で同市場にアプローチしている。
これらの取り組みに昨年4月から展開しているスターバックスブランドの展開を加速させることでRC市場のトップシェアを目指していく。
同社推計によると、小売りチャネルにECなどを加えた家庭用RCの金額シェアは現在12%でシェア二番手。20%と推定されるトップを中長期で追い抜く考えだ。
2月、取材に応じた深谷龍彦常務執行役員飲料事業本部長(3月31日付で代表取締役社長兼CEOに就任予定)は「スターバックスという新しいブランドと組むことでネスレらしいアプローチができる。従来行われていなかった新しいプロモーションや新商品で売上げを伸ばしていく。1、2年では無理かも知れないが3~5年のうちには絶対にNo.1になれると思っている」と意欲をのぞかせる。
ネスレらしいアプローチの1つにマシンとカプセルの活用が挙げられる。
「RCは参入障壁が低く、ICやレギュラーソリュブルコーヒーは装置産業で設備投資が物凄く必要となる。参入障壁が低いということは、参入がしやすく競争環境が厳しくなるということ。ネスレでは『ドルチェ グスト』と『ネスプレッソ』という他ではできないアプローチで展開しそこに『スターバックス』を加えてNo.1を追いかけていく」。
「ドルチェ グスト」の昨年4-11月の販売金額は、カプセル・マシンともに8%増となった。春夏に向けてはカプセルの新商品を予定している。
一方、スターバックスブランドは昨年4月からの「ドルチェ グスト」カプセルの展開に加えて昨年9月からRC商品(袋・一杯抽出型)を発売開始したところRC商品の配荷が拡大。販売も「スターバックスRC商品購入者の26%がこれまでにRCを買っていなかった層で新規ユーザーをRCに取り込めている」(高岡二郎飲料事業本部スターバックスCPG&RTDビジネス部部長)。
春夏に向けてはスターバックス店舗と連動したRCを展開していく。
2月14日には春季限定RCとして「スターバックス スプリング ブレンド」を新発売した。粉・豆・一杯抽出型の3タイプを用意し、いずれも春の訪れを祝えるようにラテンアメリカ産と東アフリカ産のコーヒー豆がブレンドされている。
3月1日には「スターバックス アイスコーヒー ブレンド」(粉・豆・一杯抽出型)を期間限定で販売するとともに一杯抽出型の「スターバックス オリガミ パーソナルドリップコーヒー」からは「スマトラ」と「ディカフェ ハウス ブレンド」を新発売する。
「アイスコーヒー ブレンド」は、シトラス風味とほのかなフローラルな香り、「スマトラ」はハーブや大地を思わせる風味がそれぞれ特長となっており、「ディカフェ ハウス ブレンド」は人気の「ハウス ブレンド」のデカフェタイプに仕立てられている。
「スターバックス」を活用してRC市場のトップを目指す一方、ネスレの技術と融合させて「スターバックス」にも磨きをかける。
3月1日には、スターバックスのラテメニューを手軽に楽しめるスティックタイプの「スターバックス プレミアム ミックス」を新発売する。
「カフェ ラテ」「キャラメル ラテ」「カフェ モカ」「抹茶ラテ」の4品をラインアップし、中身は4品とも高品質なアラビカ豆を使用し柔らかな泡を実現した。希望小売価格は4品とも4本入で398円。
「スターバックスの店舗ではコーヒー・砂糖入りの2in1のパウダータイプは発売しているが、ミルクも入った3in1は販売されていない。今回、ネスレの技術によってスターバックスの基準を満たすパウダーが開発できた」(高岡部長)と胸をはる。
食品新聞 2/26(水) 12:48配信
袋惣菜の市場が頭打ちの一方、カップ惣菜は容器がそのまま使える利便性などが支持され伸びている。こうした中、メーカーは具材のボリューム感や売場効率の向上など、容器形態を変えることで新たなメリットを打ち出した新商品を投入。さらなる拡大を狙う。
フジッコはカップ惣菜『おばんざい小鉢』に初めて、1Pの商品を加える。同シリーズは和惣菜やサラダなど、2Pの商品を10種類前後展開してきたが、今回1Pとして「蓮根ごぼう」(68g)、「ふきたけのこ」(80g)、「玉こんにゃく」(87g)の3品を発売。縦横のサイズは既存の2Pと同じだが、容器が深くなる分、大きな具が使える。今回は調理に手間のかかる根菜や玉こんにゃくを使用する。
「手作り感とボリューム感のある主菜を、手間をかけずに用意したい層」(同社)をターゲットにする。パッケージ写真でも具の“ごろっと”感をアピール。首都圏・近畿エリアの限定販売。小売価格は各218円(税抜)。
また、同ブランドのサラダは和風にアレンジし刷新する。例えば、「ごぼうサラダ」はマヨネーズを減らし、昆布とかつおのだしを加えた。また、新商品として女性に人気の素材を使った「ひじきと豆のサラダ」(50g×2、218円税抜)を発売。いずれも、百貨店の惣菜売場などで和の素材を使ったサラダが増えていることに対応したものだ。
マルヤナギ小倉屋はカップ惣菜『あしたのおかず』シリーズの容器をリニューアル。従来の横型から縦型に変更した。スリム化することで売場の棚効率を高める狙いだ。例えば2尺の棚であれば、従来4フェースだったものを5フェース並べることができる。
また、裏ラベルの一部を切り取り、フタを止めるシールに利用できるようにした。同シリーズの内容量は80~100gで、「商品ボリュームが支持されている」(同社)。少量ずつ分けて食べる購入者も一定数おり、「保管する際の利便性向上につなげたい」としている。
新商品としては和惣菜の中でも人気の高いごぼうを素材にした「牛そぼろごぼう」を発売。ごぼうの皮を残して風味を生かし、粗挽きの牛ミンチと甘辛く仕上げた。他のシリーズ商品と同様、化学調味料と保存料は不使用。80gで小売価格218円(税抜)。
食品新聞 2/25(火) 9:30配信
サッポロビールは、これまでカテゴリーごとに市場を把握して戦略立案していたものを、ビール類とRTD(缶チューハイ等)を一体的にとらえる手法に変更。RTDでは「99.99(フォーナイン)」「男梅サワー」を中心に「食中酒としてサッポロビールらしいポジションを確立」(高島英也社長)する戦略で挑む。
昨年のRTD事業は前年比130%(904万箱、250ml×24本/箱)で着地。一部ブランドには課題が残ったものの、「99.99」は195%(466万箱)、「男梅サワー」は100%(162万箱)と存在感を示した。
拡大に対して全量を自社工場で製造できないが、今後は増強を図る考え。また主にRTD増に対応した倉庫も拡充し、約12億円を投資して今年8月に竣工予定。これにより収容能力は約1.5倍となる。
昨年のRTD市場ではビール類からの流入が73%を占めた(同社調べ)。背景には甘くない、キレがあるなど“食事と楽しめる”というビール類との共通価値があるとみる。
昨年のビール類+RTD総需要中、ビール類構成比は78%、RTDは22%だったが、今年は両者間の流出入もあり、それぞれ76%、24%になると予想。「両者を一体として市場をとらえる必要がある」(野瀬裕之営業本部長)と話す。
今年は消費の二極化、酒税改正、消費増税などで、よりビール類からの流入が進むとみており、高島社長は「ビールに最大注力する方針」だが、「消費者のニーズがビール以外にもきていることを素直に受け入れる必要がある」としてRTDでも積極的な展開を目指す。
一昨年の発売以来、支持を集めている「99.99」では、今年から業務用も含めた展開を計画。家・業連動のクロスシーン戦略を始める考えで、家庭用で「クリアなうまさ」の価値訴求を、業務用で体験提供を図り、食中酒としてのポジション確立を目指したプロモーションを投入する。また飲用体験イベントでも接点拡大を図る。
家庭用では「99.99」を3月31日に刷新。クリアスムース製法で、より後味をすっきりさせ、併せて缶体デザインも変更して味わい訴求を追加。さらに昨年、限定投入で好評だったシークヮーサーを通年販売し、5品の品揃えで勝負する。2月12日には「クリアオレンジ」も数量限定発売。
業務用でもサワー類が拡大していることからチャンスがあるとみて、「99.99」の樽詰商品を2月26日に発売。東京ドームなどの一部野球場でも開幕から提供する。「樽詰プレーン」(ALC8%)は全国で、「同レモン」(ALC7%)は一部地域限定。
今年の販売計画は缶が140%(670万箱)、業務用樽詰は3千店。
食品新聞 2/20(木) 11:02配信
伊藤園は、現代人の健康を世界の果実でおいしくサポートする「世界の果実」シリーズから、「世界の果実 ブルーベリーmix」「同 ざくろmix」の混合果汁入り飲料2品を新発売する。
近年、スマートフォンの普及や女性の社会進出を背景に、日頃から美容や健康を気にする人が増え、ポリフェノールなどの栄養成分が注目されていることが投入の背景。
「世界の果実 ブルーベリーmix」は、ブルーベリー約20粒分のアントシアニンを含有した果汁入り飲料。ポリフェノールの一種であるアントシアニンがしっかり摂れることから、パッケージでは“PC・スマートフォンを使用する方に!”のアテンションを記載。中味は、ブルーベリーの濃厚なコクと毎日続けやすい味わいに仕立てられている。
「同 ざくろmix」は、ざくろ約540粒分のポリフェノールを含有した果汁入り飲料で、美容や健康に好適なポリフェノールがたっぷり摂れ、ざくろの心地よい渋みとスッキリとした後味が楽しめるようになっている。パッケージには“美容・健康を気づかう方に”のアテンションをあしらっている。
価格は2品とも200ml紙パックが税別100円(発売日2月24日)、265gペットボトルが税別140円(発売日3月23日)となっている。
食品新聞 2/19(水) 11:02配信
伊藤園はお茶の新しい楽しみ方として「オリジナルブレンドティー」の展開を強化する。
オリジナルブレンドティーとは、さまざまな生活のシーンにあわせて、自分の好みでお茶にフルーツやハーブをブレンドして、ホットティーだけではなくアイスティーやソーダ割り、カクテルなどで楽しむものとなる。
手順は、日本茶・中国茶・紅茶の中からベースとなる茶葉を決めてから好みのフルーツやハーブを選択する。ブレンドするフレーバーの推奨は3種類まで。
2月11日にはカフェ「ocha room ashita ITOEN」(東京都渋谷区)の初イベントとして、 オリジナルブレンドティーのワークショップを開催。
学生時代に日本茶に魅了され、難関とされる日本茶インストラクターの資格を取得して“青い目の日本茶伝道師”として注目されているブレケル・オスカル氏を講師に招き21人の参加者が“オリジナルブレンド ティーパーティー”をテーマにブレンドティーづくりを体験した。
同社公式通販サイト「TEA SHOP ITOEN」で紹介されているオスカル氏の推奨は、「炭焼ほうじ」(日本茶)とラベンダー・カモミール・スペアミントの組み合わせ、「一番茶めがみ ほれぼれ」(日本茶)とマンゴー・キウイ・みかんの組み合わせ、「ダージリン」(紅茶)とローズペタル・ラベンダー・コーンフラワーの組み合わせ――の3つ。
「TEA SHOP ITOEN」では今回のワークショップで紹介したオスカルさん考案のオリジナルブレンドを販売しているほか、今後、季節やイベントなどに合わせて、伊藤園がおすすめするブレンドを順次提案していく。
今回会場となった「ocha room ashita ITOEN」は商業施設「渋谷スクランブルスクエア」10階に位置する。
「昨年11月のオープンから3ヶ月が経過した今もなお、連日、年代・ 性別・国籍を問わず幅広い層のお客様に多数ご来店いただいており、お茶に対する関心や期待の 高まりが強く感じられる」(伊藤園)という