[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
食品新聞 1/31(金) 16:14配信
海洋汚染などの環境問題を背景に、昨秋以降、外食を中心に脱プラスチックの動きが広がっている。外食大手では、従来利用者に提供してきたプラスチックストローを、紙製や竹製、バイオマスプラスチックを配合した製品に切り替えるなどで対応している。
このような中で、ブルボン(新潟県柏崎市、吉田康社長)は21日から、食べられるストロー「コロネクッキー」を発売、業務用ルートでの供給をスタートした。
同商品は自社商品のスティッククッキー「チュエル」をベースに考案したもの。「チュエル」は市販向けで販売後、現在は業務用で販売している商品だが、クッキー生地を巻き上げた中空の形状が特徴。
同社では2年前、国内で脱プラ問題が話題になって以降、「企業としての挑戦」と位置付けて新商品開発に取り掛かり、ストローとしての機能を持たせる成型方法や、生地の成型と耐水性を均一化させる仕上げ製法を確立し、完成させた。「チュエル」製造ラインを活用して生産が見込める予定で、今後、量産化も視野に入れている。
ストローの機能を保持する「コロネクッキー」は、直径12~13mm(内径8~9mm)、長さ200mm。プラスチック製品比では耐水性で劣るものの、シェイクやスムージータイプなどのコールドドリンクで使用できるほか、トッピング用クッキーとしても楽しめるという。
同社総務推進部広報グループでは「今回はメニューの邪魔をしないプレーンタイプで発売したが、今後、長さや彩色でもバラエティ化していく」方針。首都圏のカフェ等での採用が既に決まっている模様で、今後拡販に注力する構えだ。
食品新聞 1/23(木) 7:00配信
味の素AGF社の〈ブレンディ カフェラトリー〉スティックシリーズが2ケタ増で推移している。
同シリーズは〈ブレンディ〉スティックの付加価値タイプとして家庭では簡単に作れない“専門店品質の濃厚な味わい”をコンセプトに16年8月に発売開始され、昨年に売上金額を約2倍に拡大し現在も伸び続けているという。
“スモールマス”をターゲットにしたことが近年の成長要因。
昨年末、取材に応じた品田英明社長は「スモールマスとは、ニッチな層だが価値がシャープであればミドルくらいの規模拡大が見込める層のこと。日本の食とライフスタイルが多種多様になってきているため、ビッグマスをつくるのは至難。そのため最初はニッチかもしれないが、価値を尖らせてフィットする人に早くリーチしていくことが重要となる」と語った。
〈カフェラトリー〉では、カフェオレや紅茶といった主流のアイテムではなく「濃厚ヘーゼルナッツラテ」や「濃厚抹茶」といった尖ったアイテムを全20品種取り揃えている。
「1品1品はかなりスモールで浮き沈みも激しいが、常に新しいトレンドを取り入れることによって全体でマスにしていくことを考えている。販売開始から3年が経ち売場ではかなりのポジションが獲得できている」という。
今後は春夏に向けて〈カフェラトリー〉のフルーツティーシリーズを刷新し溶けやすさを向上させて冷たい水での飲用を訴求していく。
これについて、年初に発表した古賀大三郎リテールビジネス部長は「4月末頃から6月末頃の期間限定で、現在のフルーツティーシリーズを冷たい水で割るコンセプトにチェンジし、冷たい水でより溶けやすくするため品質を改定して夏場の需要に対応していく」と説明。
同シリーズから2月21日に新発売される「芳醇ゆずシトラスティー」は昨年、試験的に数量限定で展開したところ定番化を求める声が多くあがったことから本格販売される。
同商品も他のフルーツティーシリーズ同様、フレッシュフルーツアロマ技術と紅茶アロマ技術を用いて開発され「芳醇に香るゆずと爽やかなグレープフルーツの味わいが楽しめる」中身に仕立てられている。
古賀部長は、女優の北川景子さんを継続起用し内容を刷新した新TVCMを昨今の好調要因に挙げる。昨年11月に放映開始され現在もSNSなどで展開されている。
新TVCMと連動して昨年2回にわたって行ったキャンペーンの好評を受け、現在、3月8日にかけて新キャンペーンを実施している。
新キャンペーンは2月2日までを第3弾、2月24日から3月8日までを第4弾とし、TwitterのAGF公式アカウントをフォローし、新CMに関するクイズの回答を選択肢から選んでツイートして応募できるようになっている。
抽選で10人に「イタリア製生地クッション」(第3弾)「WMG(ダブリューエムジー) Zadarランタン」(第4弾)の賞品を用意している。
食品新聞 1/21(火) 16:08配信
明星食品が減塩で新たな取り組みを開始する。同社は、食べる人自らが食塩摂取量をコントロールできるカップ麺新容器「しおケアカップ」(特許出願中)を2月発売商品から順次導入する。
「しおケアカップ」は、食べる人が容器内側下線までスープを残し、摂取する食塩相当量を調整できるようにした。カップ内側下線までスープを残した際に、摂取する食塩相当量の目安がひと目で分かり、手軽に食塩摂取量をコントロールすることができるという仕組みだ。
近年、消費者の健康意識が高まり、即席麺における「減塩」ニーズも高まっている。同社では消費者がおいしく、かしこく食塩摂取量をコントロールできる「しおケアカップ」を導入することで、健康に対する取り組みを推進する狙い。
2月にリニューアル発売を予定している「チャルメラどんぶり」3商品から使用を開始し、以降、「評判屋」をはじめ順次拡大していく。
健康な人の食塩摂取量(日)は、男性8g未満、女性7g未満(「食事摂取基準」)とされている。塩分が高い加工食品と思われがちなカップ麺。確かに1食当たりの食塩摂取量は5g程度だが、これはスープまで飲み干した場合。麺、具材だけであれば約2gという商品がほとんどだ。
また、塩分は季節や気温などにより必要量が変化することから、食べる人自らが摂取するスープの量を意識して調整するということは、減塩の第一歩としても有効と言えそうだ。
日本全国で流行中のインフルエンザ。毎日多くのインフルエンザ患者と接しているドクターたちは、どのように自分の身を守っているのでしょうか?
昨年のインフルエンザ流行期、池袋大谷クリニック院長の大谷義夫先生(呼吸器科)に教わった、医師自身のインフル対策を再録します。
前回の「家庭内感染の予防策について」に次いで、感染したくない人は是非ご参考に。
――毎日多くの患者さんと接する先生は、どのようなインフルエンザ予防策を取られているのですか?
大谷義夫先生(以下、大谷)「常に心がけているのは、飛沫感染を防ぐために、患者さんの正面に座らないことです。とくに胸の音を聞くときは、大きく息を吸ったり吐いたりすることで咳込みやすいので、必ず患者さんの横から聴診器をあてるようにしています。背中側からあてるとより効果的なのですが、それだとコミュニケーションがとりづらいですからね」
――家庭でも応用できそうですね。
大谷「小さなお子様の場合は隔離できませんし、抱っこや食事の介助が必要なことも多いので、看病されるご家族が意識されるとよろしいかと思います。
会話をするときでも並んで座る、抱っこはお子様の顔が抱く人の肩から背後を向くように抱く、食事を介助するときは横並びに座って口に入れてあげるなど、どのようなシチュエーションでも応用できますね」
――そのほかの予防策はいかがでしょうか?
大谷「前回、手洗いやアルコール消毒が有効とお話しましたが、私も診察のたびに手をアルコールで15秒かけてしっかりと消毒しています。あと、緑茶に含まれるカテキンがインフルエンザ予防に効果的とのエビデンスがあるので、診察の合間に頻繁に飲むようにもしていますよ。
患者さん間の感染も防ぐ意味では、抗菌作用が1週間持続するという抗菌スプレーを、インフルエンザの患者さんの手が触れやすい場所に週1回散布した上で、患者さんが入れ替わるタイミングでドアノブなどの殺菌もおこなっています。
プライベートでも、毎日6時間以上の睡眠をとったり、ビタミンDの摂取をしたりと、エビデンスで効果が実証されていることは積極的におこなっています」
――ビタミンCではなくDなのですね。
大谷「ビタミンDは、インフルエンザ、風邪や肺炎など、呼吸器感染症の予防に効果があるとされています。鮭やマイタケなど食事からの摂取もできますが、関東で約20分、沖縄では約10分、北海道では70分ほどと少し長めに日光浴をすることでも生成されます。手だけでも効果があるので、手袋をせずに通勤するのもいいかもしれませんね」
――前回、インフルエンザはきちんと治療すれば治る病気であるとの一方で、死に至る可能性にも言及されていました。今年も多くの重症患者や死亡者が出ていますが、そうならないためにはどのようなことに気を付けたらいいでしょうか?
大谷「インフルエンザは短時間で急激に症状が進行するので、気を付けようがないというのが実際のところです。ただ、強いて言うなら、『少しでもインフルエンザの疑いを感じたら、学校や会社を休む勇気を持つ』ということですね。
突然高熱が出て、判断力の低下や意識が朦朧とするなどの危険が伴うからです。電車や車での痛ましい事故を聞くこともありますが、意識を失って倒れたり、フラついて車に撥ねられたりと、似たようなケースは多数あるんですよ。
あと、無理をすると、肺炎を合併して死に至る可能性もあります。肺炎は高齢者に多いですが、若い人でも0.8%との発症率が報告されています」
――無理をすると、脳症になったりすることもありますか?
大谷「インフルエンザ脳症の定義は、インフルエンザに伴う異常行動、意識障害ですが、10歳未満のお子様に多く、大人での症例は稀にしかありません。脳症になった子どもの約3~4割は死亡か後遺症が残ったとのデータもあるので、幼いお子様のいるご家庭は十分気を付けてほしいと思います」
――インフルエンザを軽く見てはいけないんですね。
大谷「インフルエンザは、風邪と違って死にうる病気だということを念頭に置いておいてほしいと思います。もし罹ったら、周囲へ移さない意味でも、自分の身を守る意味でも、自宅でおとなしく寝ているのがいちばんです。
もしインフルエンザの疑いを感じたら、数時間は家で安静にして、検査で反応が出る6~12時間くらい経ってから、医療機関に問い合わせてほしいと思います」
====
ところで、インフルエンザのような高熱はなく、微熱すらないのに、地味に長引く咳に悩んでいる方もいるのでは? そんな方は大谷先生監修の書籍の中に答えがあるかも。実は、長引く咳にはあらゆる原因があります。早期に自分の咳の本当の原因を知り、それに合った正しい対処法とセルフケアをして、咳の悩みから解放されましょう。
【大谷義夫・医師 プロフィール】
池袋大谷クリニック院長。2005年に東京医科歯科大学呼吸器内科医局長に就任。米国ミシガン大学に留学などを経て、2009年に池袋大谷クリニックを開院。『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』など著書多数
<取材・文/千葉こころ>
台湾グルメではなく、名古屋メシ。
「台湾まぜそば」が流行っています。これ、発祥は台湾ではなく、日本。愛知県・名古屋市の「麺屋はなび」が考案した“パンチのあるまぜそば”なのです。ただ、ブームとは言え、食べられる店はまだまだ限定的。
そこで今回は、「元祖・台湾まぜそば」をご紹介しながら、お家でも手頃に食べられるアイテムを6つご案内したいと思います。
先に述べた通り、台湾まぜそばの発祥は、名古屋市・中川区にある「麺屋はなび高畑本店」。台湾ミンチ(唐辛子とニンニクを効かせた醤油味のピリ辛ミンチ)を極太麺に乗せた、汁無し麺の一種で、代表的な具は台湾ミンチ、生の刻んだニラ・ネギ、魚粉、卵黄。そしてポイントは、「おろしニンニク」をたっぷり絡めて食べることなんだそう。
私も実際に、はなびのお取り寄せを注文して、作ってみました。
辛スパイシーな「ミンチ」。スタミナたっぷりな「ネギ・ニラ・ニンニク」。そして強い旨味を放つ「魚粉」の強烈な3種を、濃厚な「卵黄」がまとめてくれる、究極にエネルギッシュな組み合わせになっています。また、独特の全粒粉入り太麺が、タレや肉味噌に絡み合い、モチモチと食べ応えも抜群。
うん、確かにこれは元気をもらえるおいしさで、また食べたくなる“病みつき感”は必ずやともなうでしょう。ちょうど風邪気味だった私には、ありがたい麺料理でもありました。
さてさて。お取り寄せ以外で台湾まぜそばを食べるとなると、以下3つの選択肢が考えられます。
①麺屋はなびの店舗で食べる⇒元祖の味が楽しめる
②他のラーメン店で食べる⇒他店ならではのアレンジした味が楽しめる
③冷凍食品・インスタント食品で楽しむ⇒お家で気軽に楽しめる
また、冷凍食品やインスタント食品以外にも、ファミリーマートへ行くと「台湾風まぜそば」が気軽に食べられます。あくまで、“風”ですが……。
しかし、そもそもなぜ「台湾」なのでしょうか。
まずは、愛知県出身の女子SPA!編集部員に聞いてみました。
「名古屋メシなのに、なぜかやたら『台湾』に乗っかりたがるのか、それはもう謎に思っていたんですけど、『名古屋まぜそば』『名古屋ラーメン』よりは語呂もいいし、どことなく美味しそうだし、なんかよくわからんけど、『台湾、乗っかってごめん』くらいの認識ですね」
と、愛知県出身者でも理由を把握しているわけではない様子。
ただ調べてみると、きちんとその名前にも理由があったようで、そもそも名古屋の台湾〇〇の由来は、今やご当地名物となりつつある「味仙」だそう。台湾出身の店主が、名古屋の人々の下に合うように現地の麺をアレンジしたのが始まりでした。茶色い食べ物が大好きな愛知県民ですので、“台湾系”もバッチリはまり、徐々にその勢力を広げていったという訳です。ちなみに、台湾に台湾ラーメンはありません。
さてそんな、「台湾まぜそば」や「台湾ラーメン」も、いろいろな食品メーカーからインスタント袋麺や、カップ麺、冷凍食品、ソースなどが出ており、全国で手軽に買うことができます。見かけた際にはぜひ、買ってみてはいかがでしょう。
名古屋に旅行へ行けば、愛知県民なら誰でもご存知「寿がきや」のお土産用「台湾ラーメン」も売っていますよ。「そうだ 名古屋、行こう。」
<文・写真/スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12